解決済み
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12238748022 上記の質問から引き継ぎます。 ↓以下は、ものみの塔1994 10/1 31ページ読者からの質問に書かれた記述からの抜粋です。 ↓ https://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/1994728 ↓ どう読んでも、血清使用を「良心の決定の範疇」とするために苦しい言い訳をつらつら書いているように見えてしまいますが、エホバの証人の中にも化学の知識がある方は大勢いらっしゃるでしょう。 そのような方達はこのものみの塔の記述を読んで心から納得できているのでしょうか? ↓ >>「とはいえ,微量な血液たんぱくを含む血清注射についてはどうでしょうか。 エホバの証人は以前から,それは聖書で訓練された各人の良心に従って決定すべき個人的な事柄であることを理解してきました。このことは,ある種の病気で生命の危険にさらされている人に医師が勧めるかもしれない血清注射を取り上げて論じた「ものみの塔」誌,1990年6月1日号の「読者からの質問」の中で指摘されています。そのような注射液の有効成分は血漿そのものではなく,すでに抵抗力をつけた人や動物の血漿から得られた抗体です。」 この、ものみの塔協会員の手による記述からは、 「血清注射には微量な血液たんぱく質しか含まれていないこと」 「血清注射の有効成分は血漿そのものではなく血漿から得られた抗体であること」を無理やりにでも強調したい意図が読み取れますが、多くの点で不正直な表現がなされているように思います。 血漿も血清も90%は水分ですから、どちらもタンパク質は割合的に少量です。 残りの10%中7%程度がタンパク質です。 さらに残った3%が糖質、脂質、アミノ酸、各種イオンです。 血漿中のタンパク質のほとんどはアルブミン、グロブリン、凝固因子です。 血清は抽出過程で抗凝固剤を入れませんので、凝固因子の量が極めて少なくなります。 つまり、抗凝固剤を使った場合は血漿と血球成分に遠心分離され、使わなかった場合は血餅と血清に遠心分離されます。 あと血清の方が脂質の分量が多いなど若干の特徴の違いがある程度です。 血清を利用した治療としては「抗血清治療」がよく知られていますが、「抗血清治療」に使われる血清は「抗体」のみを抽出して製薬化しているわけではありません。なんとなく20世紀末に確立されたポリクローナル抗体治療と混同させようとしているような意図を感じますが、現在でも抗体のみの治療は「免疫グロブリン」による治療や「抗体法」による治療になります。エボラ治療などは明らかに旧式の抗血清治療技術を応用したものですし、多分エホバさんはその当たりのことが理解できていない気もいたします。 とにもかくにも、血漿も血清もたくさんの種類の高分子化合物が水に溶けた混合物です。 どうひいき目に見ても血清は分画じゃないです。 それなのに、血漿利用は処分対象になり、血清利用は良心の決定の範疇で事実上使用可能だなんて、なんか「ちぐはぐしてる感」が満載なんですよね~♪
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