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Question

chiebukuro_kanninbukuro_ikebukuro暮しの手帖社｢すばらしき日曜日｣より
食肉牛の実話です。
【牛の家畜市場に出荷するため、トラックに乗せようとしても、前足をつっぱって乗るのを拒みます。そして、どの牛も必ず大きな涙を流します】
とあるのですが、人間と同じように牛にも感情があるのです。本当に可哀想です。しかし、感情表現の豊かな犬でも別れを惜しんで泣いたりはしないのですが・・・
もしかして、これから身の上に起こる事を本能的に察知しているのでしょうか？いや、そんな事はないですか。

∞∞∞∞∞∞引用です∞∞∞∞∞∞∞

●何故一日も休まず牛飼を続けるのか。
わが家にも人並みの休日が欲しいな、と思い続けて四十年が過ぎました。
というのは、牛偏い農家のわが家では、元日の朝も日曜祭日も、一日も牛飼いを休むことは出来ないのです。
牛が好きだから、というだけでは一年も続きません。家族の生活がかかってるのですから、儲けなければなりません。それも大金が儲かるというのであれば、心の安まることもありますが、少し油断して牛を病気にでもさせると、赤字が 出 る のです。
糞にまみれて休みなく働いて、たいして儲けにもならない牛飼いを四十年も続けたわが家は、サラリーマンから見ると笑いものでしょう。側からでなくても自分でも笑いたくなり、情けなく思い、よくも続けたもの、と感心したりします。
牛に繋がれた人間ともいえます。
週休二日制というのに、なぜ日曜日も休まず牛飼いを続けるのか、一つには牛が大好きだからです。どんなに疲れたときでも、感情が高ぶったときでも、牛舎に入って牛の蒼い目を見ると、心が和ぎます。夫婦げんかなどしたときは、すぐ畜舎にまいります。
次に、牛飼いは人の健康に最適の仕事で、性に合っておるのです。
日の出時刻になると、餌を求めて足を
バタバタして騒ぐので、いやでも早起きの習慣が身につきます。決まった時刻の三度の給餌が生活のリズムを正しくするのです
次に、牛はものを言わないこと、愛情がストレートに伝わることが魅力です。子育ては口答えをしたり不出来な子が育ったりしますが、牛は飼い主の愛情と肥育の技術とによって、必ず飼い主の努力に応えてくれるのが魅力です。だから飼い牛が病気のときには、畜舎に泊って介護します。
私は牛飼いを天職と信じて四十年も休まずに働きました。遠くの葬式、結婚式などに出たときでも、泊ることはありません。物見遊山の旅に行った記憶もありません。宴会などに出ても、中座するのが習しとなっております。アルコールは磨みませんので、晩酌もいたしません。
牛飼いに励む私の後姿を見て育った二人の男の子は、大学で畜産学を学び、その関係の職場に勤めるようになって、日曜日には、私に代って牛飼いをしてくれるようになりました。嫁も孫も、牛が大好きなようです。
庭の片隅には畜魂碑も建てて、わが家で死んだ牛の供養を続けております。
私は、牛がものを言わないのが何より好きですが、私の言うことはよく聞き分けます。
【牛の家畜市場に出荷するため、トラックに乗せようとしても、前足をつっぱって乗るのを拒みます。そして、どの牛も必ず大きな涙を流します。
私と別れるのがいや、という牛の気持ちを思うと私は悲しくなり、妻はたてがみを切リとって、畜魂碑に納めます】
日曜日には休めないが、働き甲斐のある牛飼いも年齢には勝てず、最近体力の限界を感じて牛飼いを止めました。今では毎日が日曜日なのですが、休むということは、働く日があってこそ楽しいものだ、と思うようになりました。
(矢部 輝夫·山口県)

Answer 1

みんな泣く訳ではないし、泣く牛の方が珍しい。
牛は興奮すると目が充血するんだけれど、そのせいかと。
酪農やっていますが、少なくともうちでは搾乳の役目を終えた乳牛を肉廃用に出荷する時に、泣くのはいないです。
突っ張るのは売られるのが嫌、という訳ではなく、トラックに乗る時に初めて歩く傾斜のキツイ登坂板が嫌なだけかと( ´-ω-)夢がなくてすいません。
でも、ペットロスでメンタルへこますような人には牛飼いは出来ないから。

矢部さんち、角があるから肉牛屋さんかな····？

40年お疲れ様でした。価格の乱高下のある肉牛は経済的に難しい仕事。

でも、搾乳のある酪農はもっとベリーハードです( ´ー`)

Answer 2

＞そんな事はないですか。

はい。