簿記3級、財務諸表などを作成する問題

Question

簿記3級、財務諸表などを作成する問題決算整理後試算表の空欄に記入する問題です。
会計期間×8年4月1日～×9年3月31日まで。決算整理前試算表の保険料が60,000円で、設問には「保険料のうち\48,000は×8年7月1日に向こう1年分を支払ったものである。したがって、前払い分を月割で計上する」とありました。

後T/Bの保険料は48,000、前払保険料は12,000でした。12か月で48,000、1か月で4,000、4/1～6/30までの3か月分12,000が前払い分として算出できるのは分かるんですが、48,000円という部分がいまいち分かりません。

前T/Bの60,000円はどこへ行ったんでしょうか。前T/Bで計上しているうちの48,000円が向こう1年分の保険料で、うち4～6月までの3か月分が前払保険料に含まれているのであれば、向こう1年分ではない残りの12,000円はどうなったんでしょうか？？

恐らく私の認識違いというか、設問の意味を読み取れていないと思うのですが…
文字だけの情報ですみません！

Answer 1

大抵は前期以前に契約が始まった保険になります。その場合、期末に
前払保険料/保険料
と仕訳し、翌期の期首に再振替仕訳
保険料/前払保険料
という仕訳が行われます。そのため、試算表の保険料60,000円は期首の再振替仕訳の分＋7月1日支払い分となります。

今回の問題は非常に親切でやさしくなっており、通常だと「保険料のうち\48,000は×8年7月1日に向こう1年分を支払ったものである。」という文言はなく、60,000÷15か月＝4,000円（1か月）と求める必要があります。
※再振替仕訳3か月＋1年分＝15か月分というのを認識したうえで問題を解くことが多くなります。

不明点等あれば追記してください。