決められたテーマや構成案に従って取材を行い、記事を書くのがライターです。 作家は基本的に自分の脳内で出来上がったものを文字にしますが、ライターが取材など外部からの情報をもとに原稿を起こします。制約など決め事はライターのほうが多く、取材相手にも原稿チェックが必要です。 また、取材のアポイント取りはもちろん、記事や特集になりそうな企画案を出さなきゃいけない場合も多いし、それなりに食えるレベルで仕事をするにはかなり大変です。 編集者
ライターとひとくちに言っても、掲載媒体によっていろんな仕事があるんですね。だから一概には言いにくいのですが…。ざっくり言うと、作家は「自分の世界を表現する仕事」。ライターは「人の依頼にそって文章を書くお仕事」です。 例えば文化祭で、学校の魅力を伝えるパンフレットを作ることになったとする。生徒会の人から「学校の部活の魅力を伝える記事を書いてください」と頼まれたとする。そうしたら、野球部、サッカー部、演劇部、写真部、その他…各部活に取材に行って部員に話を聞き、部活の内容や魅力を教えてもらい、文章にまとめる。これがライターのお仕事です。たとえ「学校を舞台にした小説やポエムを書いてパンフレットを載せたほうがいいと思うなあ!」と思ったとしても、生徒会の人に「小説やポエムはなし。デスマス口調の解説文形式で書いてください」と言われたらそれに従うのがライターです。たとえ「100ページくらいの分量でみっちり伝えた方がいいと思うなあ!」と思ったとしても、生徒会の人に「制作予算に限りがあるので20ページしか印刷できません。20ページで伝わるように、端的に、わかりやすく無駄なく文章をまとめてください。ポエミーでふわっとした情感表現は必要ありません」と言われたらそれに従うのがライターです。 作家先生なら、「私から見た部活動はこんな感じ」という自分視点のコラムを書いたり、部活動をネタに自分で世界を構築した小説を書いたりする。でもライターはあくまで「人の指示で動き」「部員など自分以外の人に取材して話を聞き」「自分の主観や独自表現よりも『読者にとってのわかりやすさ』を重視して文章を書く」。ざっくりこんな感じです。表現者というよりも職人の立ち位置なのです。ご参考になりましたらば。
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