日本語教師。日本語教育能力検定。420時間養成講座について質問します。

Question

日本語教師。日本語教育能力検定。420時間養成講座について質問します。23歳社会人です。日本語教師を目指そうと思います。しかし今の職場では不満が少ないので、とりあえず今年の試験までは仕事をしながらの勉強です。1からの勉強です。

予定では、今年の試験で受かればそれで良し。受からなかれば、仕事を辞めて420時間養成講座に1年(できれば最短がいい)通学しようと思っています。

①しかし、養成講座に通信教育＋スクーリングもあるということで、仕事をしながらでも可能なのかなと思っていますが、やはり通学よりは分かりづらいし、覚えが悪そうだし、なんだかんだで修了するのが伸びてしまいそうなイメージです。
漠然とした疑問ですが、実際のところどうなのでしょう？

②［試験を受けて合格。しなければ、仕事を辞めて通学］よりは、
［今から通信＋スクーリングの420時間養成講座］
の方が良いのか迷っています。どうでしょうか？

③試験の勉強は独学より、通信教育を受けながらの方が良いのではと思っています。おすすめの通信教育の機関を教えてください。

Answer 1

現役日本語教師です。

現場では検定試験の合否より、教壇実習が重視されます。採用試験でも必ず模擬授業をすることが求められます（模擬授業なしで採用するような日本語学校はブラックです）。

つまり、教壇実習（＝養成講座卒）＞検定合格 です。
検定に合格しただけでは教えるのは難しいでしょう。
また、現在検討されている国家資格としての公認日本語教員については、教壇実習と試験の両方が求められます。どちらかではなく両方と考えるべきです。

基本的なところですが、養成講座は教育能力検定試験シラバス＋教壇実習の内容を含んでいるというふうにお考えください。まったくの別物というわけではありません。
もちろん、養成講座だけでは不足がありますので、それを独学でカバーできるか、それとも別途試験対策講座を受講するかという選択肢です。

○養成講座＋試験対策は独学
○養成講座＋試験対策講座（通信または養成講座の併設講座）

ゼロから独学で挑戦し、だめなら養成講座、というのはコスパもタイパも悪すぎると思います。

自分の場合は言語学出身だったので基礎があり、理論編のみWeb動画講座、実技編は対面で受講して、その後の仕事に活かすことができました。
ゼロベースにもかかわらず通信＋スクーリングのみ（教壇実習なし？）だとかなり厳しいと思います。

土日の講座に通われるのがおすすめですね。オンラインだとしても、教壇実習ができるところを強くおすすめします。

試験勉強が独学だけでいけるとは思いません。養成講座と同じところが試験対策講座も開いていたのですが、ちょっとお高くなってしまうのと、理論編の内容は知っていると思われたので、ポイントのみ指導してくれる講座に申し込みました。記述試験のポイントなどは過去問を解くだけでは難しかったと思います。

また、仕事をしないで養成講座50万円払っても1年間余裕で生活できるのならいいですが、そのあたりはどうですか？そして、新任はおそらく非常勤講師からの採用ですので、その後の生活費も含めてかなり余裕がないと厳しいと思います（常勤でも収入的には世間的には低レベルです。稼いだ金額が人としての価値に比例すると思っている人には絶対できない仕事です）。
弊校では養成講座卒から直接、常勤の教務への採用の道がありますし、実績もあります。ですので、養成講座から日本語学校常勤への採用が可能という日本語学校を調べて、その養成講座に入るのがお勧めです。

Answer 2

＞仕事を辞めて420時間養成講座に1年(できれば最短がいい)通学しようと思っています。
これは辞めたほうがいいです。その後仕事の保証はありません。
当方養成講座に通っていて、就業もサポートすると書いてありましたが、実際は非常勤（週一回２回の勤務）の求人が廊下に貼ってあるだけでした。

①養成講座で通信は不可能です。実際通って感じたのは、教案の作り方や模擬授業は学校に行かなければ教わることができないということです。

②仕事をしながら、養成講座に通うのが一番です。私は１年半週末だけ、通っていました。

③検定試験の勉強だけなら、通信でも大丈夫です