ハローワークの求人票について。 ハローワークに求人を出している栃木県某所にある企業に現場見学に行き、業務の説明を受けま…

Question

ハローワークの求人票について。

ハローワークに求人を出している栃木県某所にある企業に現場見学に行き、業務の説明を受けました。求人票には｢＊化学薬品が入ったバットに針を入れ、ガスコンロにかけて沸騰させ、バリを取ります。＊作業は手袋をして行います。（化学薬品は強いものではありません）｣とあるのですが、その化学薬品は｢手作業で硝酸と塩酸に水を混合して作る｣という事でした。

材料からしてその｢化学薬品｣を｢王水｣であると仮定すると、｢王水｣は｢強いものではない｣のでしょうか。個人的には臭いもきつかったし、硝酸と塩酸を使用するのでかなり強いものではない薬品に感じました。また、化学薬品を｢硝酸｣や｢塩酸｣そのものであると仮定してもそれと矛盾していると感じて求人票の
説明は嘘だと思いました。

求人票に嘘を書いてもよいのでしょうか。

Answer 1

王水というのは、濃硝酸と濃塩酸の混合物なので、そこでいう硝酸と塩酸の濃度にもよりますし、水を加えている時点で王水とはいい難いでしょう。
そもそも、針は金属でしょうから、それを王水に入れれば溶けてしまうので、王水ではないでしょう。また、沸騰させなければバリが取れないというのであれば、あなたの言葉を借りるなら「強い薬品」ともいえないかもしれません。

まあ、匂いの感じ方は個人差がありますし、そういうところで働いていると鈍感になることもあるでしょう。また、そういうものを扱うにしても、その頻度やスケール、排気設備の有無なども関わってきますので、あなたが書いた情報だけで判断することはできません。

ちなみに、高濃度の塩酸や硝酸は毒物及び劇物取締法では劇物に該当しますが、ある程度希釈すれば劇物扱いではなくなります。なので、強いとか弱いというのもは濃度にもよる話です。

まあ、そんなこんなで、あなたが求人票の内容を嘘だと思うのは自由ですが、それを断定的に語るのは少し慎重になった方が良いです。

で、あなたには仕事を選ぶ権利があるので、その仕事を選ばない方がいいんじゃないですか。