経理事務のスキルアップのための資格について 小さい会社で経理担当しています。一人でやっています。 簿記の資格を持…

Question

経理事務のスキルアップのための資格について

小さい会社で経理担当しています。一人でやっています。
簿記の資格を持っていないので、３級の勉強をしているところなのですが今後のスキルアップのためにこれ以上の資格を取ろうと思うと
取得できるかできないかは別として、簿記１級は実務に役立つでしょうか？
（工業簿記は実務で必要ありません）
顧問税理士さんと色々なやりとりをしているのですが、その際にも簿記１級の知識は
役立つものでしょうか？

私自身税理士など高度な資格を取りたいとかではなく、
このまま経理事務をやっていければなと思っています。
先々の目標をどう設定しようか…と思っていました。

よろしくお願いいたします。<(_ _)>

Answer 1

中小企業の経理実務において簿記１級はオーバースペックと思います。

下記を取得すると、かなりの知識がつくと思いますよ。
税理士とのコミュニケーションも円滑になると思います。
・日商簿記2級
・全経法人税2級
・全経消費税2級

業務に合わせて下記も取得すると良いです。

給与計算されているのならば
・給与計算検定
・FP2級

年末調整業務を担当するのなら
・全経所得税2級

また、個人的はPCスキルも重要と考えています。
ぼくはExcelVBAやデータベースの知識があるので、業務を自動化させたりもしてますね〜

Answer 2

日商簿記1級を取得している者です。
実務に即した学習をすることと、特にVBAの学習は私も強くお勧めします。

経理は大企業であっても大きなシステムでは自動化できないような細々とした業務が多々生じます。
そうした業務は結局のところほぼExcelを用いて対応することになります。

ExcelでVBA、つまりマクロを設定できたり、複雑な数式を使えたりするか否かで業務効率が誇張でなく100倍くらい違ってきます。
これが使えない人は本当に仕事が遅いです。

まずは日商簿記2級を取得し、次いでVBAエキスパートStandardを取得しましょう。
VBAエキスパートStandardの知識は本当に一生物でした。私はこれのお陰で仕事ができているようなものです。

ちなみに生涯ずっと同じ企業に務めるとも限らないので、実務に即し、転職でもアピールできる資格をとるとなると
日商簿記1級はお勧めです。
無名な資格やFP2級程度の小物の資格ですと体系的に知識を習得するうえでは有用ですが、転職時にはアピールになりません。

2級までだとどうしても表面的な学習にすぎず、なぜ減価償却をするのか、結局決算整理仕訳が何の意味をなすのかといったところは理解ができません。
1級を取得できるレベルまで学習すると、日々の処理の根本がわかってきますので税理士との会話も理解できるようになるでしょう。
また、転職の必要が生じた場合もやはり一目置かれます。