高校生です。ビューティーアドバイザーになりたいなと思っています。 しかし、かなり厳しい仕事であることを両親から散々言わ…

Question

高校生です。ビューティーアドバイザーになりたいなと思っています。
しかし、かなり厳しい仕事であることを両親から散々言われ、迷っています。理由として、①就職先が少ない(デパートなどが減ってきて いるため)
②ビューティーアドバイザーだけで食べていく のは、独身だとかなり厳しい
③売上のノルマ達成が難しい
④活躍できるのはほんのひと握りしかいない

というようなことを言っていました。自分でも調べたりしていたので大変なのは承知のつもりでしたが、身近にそういった職業の人がいないので、実際の様子を聞くに聞けません。ビューティーアドバイザーとして働いている方や経験のある方などに、これらのことは本当なのか、ひとつひとつお答えして頂きたいです。また、出来れば専門学校でメイクスキルや接客スキルを身につけたいなと思うのですが、それってあまり意味がないでしょうか？

長い文章ですみません。出来れば丁寧に答えていただけると嬉しいです。回答よろしくお願いします。

Answer 1

①は確かにそうですが、そもそも求人数が減ってきています。
入社できれば配属先に困るということはないでしょう。
ただ、長く続けられる仕事でもありません。

②にもつながりますが、美容部員が薄給なのは確かで、その中から自分が使うっ化粧品も買わなければいけないんですよね。
社割はあっても2割引きくらいですから、11000円のフェイスパウダーが8800円になるだけです。
デパコスを買い続けられる年収は独身で500万ですが、専門学校出身の美容部員は500万にはなかなか届きません。
最初から売り上げを上げまくれば別ですが。
月収の手取りベースでいうと、15万程度の中から5万は毎月化粧品に出ると思っていいです。
家賃が5万だとすると、5万しか残りませんよね。
光熱費、水道代、携帯料金、トイレットペーパーなどの日用品、食費で丸っと消えると思っていいです。
毎月かつかつの生活になります。
地味にきついのがストッキング代と、生理用ナプキンです。
長時間トイレに行けないので、安価なのが買えません。

③にもつながる話で、接客販売には必ずノルマがあり、企業が言うような「無理のない目標」などというのは机上の空論なんです。
「（ベテランの社員にとって）無理のない目標（という名のノルマ）」です。
つまり非常に高いノルマをこなしていかないと、年収500万にはなれないんです。
そしてどれだけ頑張っても500万程度で止まり、それ以上の年収は望めないでしょう。

④にありますが、接客販売の仕事で成功できるのは、才能がある一握りです。
大半がノルマがきつくてやめていきます。
美容部員に限らず接客販売の仕事は従業員同士の仲が悪いことが多く、その理由がノルマです。
他人が売り上げを上げれば妬ましいです。
しかしできない人が1人いると、店（美容部員ならカウンター）の目標が行かないので、それはそれでムカつくわけですね。
客の取り合いもあります。

仲のいい接客販売の職場があるとすれば、全員がよく売るところです。

美容部員が売り上げをコンスタントにあげていくには、メイク技術があっても接客技術があってもダメで、リピートが望めるスキンケアとベースメイクを打っていく必要があります。
スキンケアに興味がないと、苦痛以外の何物でもありません。
私がそれでした。
退職してからはむしろスキンケアを科学的に学ぶことが楽しくなりましたが、当時はそもそも理系の話が全く楽しくなく、販売の才能もなく、きつかったです。

辞めたのは、クソ営業が副支店長に嘘をついたからですけどね。
私の立ち回りが悪かったのもありますが、仕事のやり方を相談したいだけなのに、まったく電話に出ず、しかたなく「電話をするためのアポどり」のためのメールを営業に入れたら、なぜか会うことになり、なぜか副支店長がついてきて、なぜか「メールでやめると言うのは社会人としてありえない」と説教されましてね。
営業が横やりを出してくるからこっちの話はさせてもらえず、辞める前提で話をされたので、そのまま辞めてやりました。
仕事への適性がなかったですし、辞めたことは後悔はしてませんが、今でも「クソ営業が！」という思いは消えません。
そのあとは化粧品店のほうの従業員をしていましたが、そのクソ営業が他社営業から評判が悪いことを知りました。
美容部員の人間関係には、美容部員同士以外に、営業との相性もあり、そういいう点でも難しいと言えるかもしれません。
結婚したあとのパートで、ショッピングモールの化粧品売り場にいたことがありますが、こっちは営業が美容部員に泣かされていました。
また、ショッピングモールやドラッグストアしかわかりませんが、そういうところでは店の従業員とのトラブルもよくあるんですね。
それが百貨店にないとは思えません。
それで聞いた話なのですが、百貨店ではフロアの美容部員同士で衝突があるようです。
他ブランドの人については放置でいいとは思いますが、目をつけられたら居づらいのは確かです。

メイクスキルではなく販売スキルを身に着けることと、世渡りをうまくやれるよう退陣スキルを身に着けることが重要だと思います。
難しいのは、接客スキルは販売スキルと＝（イコール）ではないことです。
≒ではありますが、ケースによっては≠です。
そのあたりをどこかで学べるといいんですけどね。