カスタマーエンジニアについて

Question

カスタマーエンジニアについて今、就職活動中です。
カスタマーエンジニアとして活躍したいのですが、実際には資格がなくても慣れるとか、残業代が出ないとか、労働時間が長いとかあまり良い印象がありません。
また、英語が必須ということは本当でしょうか？
知っていることはこのくらいです。
実際にカスタマーエンジニアとして働いている方、詳しく知っている方、もっと詳しくカスタマーエンジニアについて教えていただけませんでしょうか？
よろしくお願い致します。

Answer 1

私は現在ネットワークエンジニアとしてプロジェクトマネジメントをやっています。ハードにはあまり詳しくはないのですが、知っていることをお教えしようと思います。

カスタマーエンジニアとは
主にコンピュータのハードウェアの設置、保守点検や修理などを行う。
と定義されています。つまり、ネットワークやプログラミングのようなソフト的な面ではなく、もっぱらハード面の知識が必要となってきます。ハード故障を修理するためには、そのハードを直すために必要な部材や、どうやって直すのかといった手順、そういったものを会得しておく必要があります。
また、業務内容にはOSのアップデートやケーブルの敷設などもあるでしょうから、簡単なネットワークの知識(光ファイバの規格や種類など)やOSの中身を知っておくことも必要です。

勤務体系
勤務としては、突発的な故障によって現地に向かい筐体の交換を行うことがメインとなりますので、勤務体系が安定しているとは言えません。もちろん24時間勤務の現場もあるでしょうし、屋外に設置してある無線装置などを修理するときには狭い場所や高い場所に入ったり登ったりすることも出てくると思います。ですから、そういう作業が苦手な人にはあまり向いているとはいえない職業かもしれません。

残業代と資格について
残業代を支給するかどうかはその会社の形態によりますので、一概には言えません。しかしながら、CEのような仕事は基本的に下請け業者に委託をしており、その下請け業者の社員が行うことが多いようです。なので、このような仕事をしたいということであれば、中小企業になってくるかと思いますので、大企業に比べれば労働条件が整っていない会社が多いかもしれません。別段、資格は必要ありませんが、もっているに超したことはありません。ネットワークであればCCNAや、その他にもMCAやoracleなどIT系の資格には様々なものがありますから、自身のスキルアップのためにもやっておくことです。

英語について
仕様書はほとんどが英語で書かれています。新しく保守対象になった装置やOSについての知識を誰よりもつけたいと思うなら、英語が読めた方が断然有利です。ですが、必須としている会社は少ない傾向にあります。
また、勉強熱心で本当に興味がないと勤まらない仕事かもしれません。というのも、次々に新しい筐体や規格が誕生し、CEとしてもそれに対応して知識を広げていかなければならないからです。また、一定の手順に沿った工事だけでなく、未知の障害にぶち当たったとき冷静でいられるかどうか、判断力と決断力があるかという部分も必要になってくると思います。
そしてCEを経て更に上のフェーズ、つまり末端で機械を直したり取り替えたりするのではなく、プログラミングをしたりネットワークを組み立てたり監視したりといった仕事を望むのであれば、CEよりもずっと高い知識と技術レベルが必要になってきますから、しっかりと勉強することが必要です。
プログラミングもネットワークもどんどん進化する未知の分野と言えます。
その中に飛び込んで最前線で仕事をこなすことは、何事にも代え難い喜びがあります。一方非常に厳しい世界でもありますので、いろいろ調べてみて、自分が本当にやりたいことを見つけてみてはいかがでしょうか。