自分はフリーライター志望の身ですが・・・

Question

自分はフリーライター志望の身ですが・・・自分は先日まで製造関連の仕事を行ってきましたが契約を打ち切られ、現在無職の身です。

そこで自分は心機一転、以前から興味があったフリーライターになりたいと考えている状態です。
しかし自分は今まで全く異なる業種を行っており、ライターになる為のノウハウが全くわからない状態です。

今の徒手空拳の自分がフリーライターとなるには、まず何を目標とし行えばよいのでしょうか？

Answer 1

「フリー」という事ですから、独立して仕事をする、という事です。

じゃあ、逆に考えて、仕事を依頼する人の気持ちになってみましょうか。

あなたが雑誌を作りたいと思い立って、記事を誰かに依頼しなければ、と思ったとします。
どんな人に書いてほしいですか？

・まったくの未経験者で、どんな文章を書いたのかまったくわからない人
・経験があって、具体的に○○誌の～～の記事を担当したという実績のある人
・ベテランで、数多くの著書を出版してきた人

…色々考えられますよね？

では、あなたが記事を書く側にしたとして、どの立場に当てはまりますか？
その立場の人に、記事を依頼したいと思いましたか？

フリーライターだろうが、フリーデザイナーだろうが、実績の無い未経験者にお金を払って仕事を依頼する人はいません。
そのライターやデザイナーが、どんなに自信を持っていようが、実績がないことには誰もそれを認めないからです。

私の友人でフリーのデザイナーをやっているヤツがいます。
家族を食べさせています。
彼はデザイン学校で臨時講師の経験もあるし、出版社で実際にページの全てを任されていた経験もあります。
このため、そのツテ（コネ、とも言う）を使い、仕事を得ています。
依頼する側は彼の実績を知っているから依頼する訳です。

私もフリーでWebデザインをしたことがあります。臨時ですが。
これは、以前私が制作したWebサイトをリニューアルしたいのでまたお願いしたい、というツテからの仕事でした。

フリーライターとして有名な架空の人物「浅見光彦」でさえ、仕事は出版社とのコネでもらっている様子が小説内に頻繁に出て来ます。

このため、とりあえず何処かの出版社なり新聞社なりに「記者」として関わらなければ、フリーで食うためのツテもコネも得られない、と言えるのではないでしょうか？

「フリーライター」と「自称フリーライター」は、全くの別物です。
前者はそれで食える人。
後者は食えてない人。

「自称フリーライター」には誰でもなれます。
記事発表は自作のWebで、なんて事でも可能ですから。

Answer 2

まず、何でも自分で調べる努力をしましょう。
それがライターへの第一歩です。
（だからといって、調べてもわからなかったことを人に聞くのは悪いことではありません）

次に、相手様に見せる企画書やサンプルの文章を作成しましょう。
経験がないというということなので、なおさらあなたを判断する材料が必要になるからです。

また、いきなりフリーになるのはおすすめしません。
ほぼ間違いなく無収入、もしくはよくても小遣い程度の金額しか稼げないでしょう。
他の方もおっしゃっていますが、まずは会社に入った方がいいと思います。
そこで仕事のノウハウの習得と実績が積めますので、フリーになったときに圧倒的に仕事をもらいやすいです。

最後にアドバイスというか忠告を。
フリーライターになりたいなら生半可な覚悟で挑まないことです。
当然ながら自営業扱いになりますので、１００％自分の腕＝収入となるわけです。
保険や年金、確定申告等は自分で処理しないといけませんし、サラリーマンの月平均額の数倍の収入がある月もあれば無収入の月もあるような不安定な仕事です。
いいところといえば、ある程度時間が自由に使えるということですが、スランプで全く文章が書けないと締め切りに追われて休みなしの徹夜でパソコンの前に座っていることもあります。
上記のことから精神的にも肉体的にもあまりよくない仕事です。
もちろん、全てのライターさんがそうというわけではないのでしょうが……。

特殊な仕事ですので、書く仕事が嫌になって転職しようと思っても年齢を重ねれば重ねるほど他業界に拾ってもらいにくくなります。
将来にわたってある程度安定した生活を送りたいのであれば、会社勤めが一番だと思います。

Answer 3

どうしてもフリーライターではなくてはいけないのでしょうか？ 編集プロダクション（以下、編プロ）に入り、雇われライターとして活動するという方法もあります。実際、私がそうでしたし、いきなりフリーはキツいですよ。

もちろん、実績ナシでいきなりフリーライターとして活動を始めたツワモノもいます。ただし、それは少数派に過ぎず、それも並外れた行動力や優れた企画力を持っている人たちです。相談者さんには申し訳ありませんが、ここで相談をしている時点で厳しいと言わざるを得ません。

だから、最初は編プロに入って実績を積み、その後に独立という方向で考えてみれば。編プロの場合、求人を見つけるのが大変ですが、これも片っぱしから編プロに求人募集をしているか尋ねてみればいいと思います。慢性的な人手不足のとこもあり、賃金面で多少安くても我慢できるのであればチャンスはあるはずです。