不動産鑑定士の方に質問です。 現在、不動産鑑定士を取得し転職を考え

Question

ていますが、ネット調べるにあまり良いことが書いてありません。
そのため、実際に働いてる方の意見を聞きたいと思います。年収、やりがい、安定の観点から意見を頂ければと思います。

Answer 1

実務経験によりますが、年収は鑑定事務所400万円～、投資ファンド600万円～
やりがいはその人次第、
公的評価は件数、報酬とも持続的に下降トレンドです。民間評価は地方鑑定事務所はほとんどありません。都会はありますが、熾烈なダンピング競争があります。よって、安定はしていません。
資格はとれなければ時間とお金の無駄になり、とっても安泰ではないので、安定を求めるなら公務員のほうがいいと思います。それを理解した上で決断されたほうがよろしいと思われます。

Answer 2

不動産鑑定士合格→不動産鑑定会社→不動産会社の道を進みました。

年収

不動産鑑定会社
20台後半 年収500万弱
ずっと鑑定会社にいれば40歳位で7～800万位だと思います。

不動産会社
30台前半 年収600万程度

やりがい

他の仕事をしたことないんですが、私には鑑定会社より不動産会社の方が楽しいです。
一人でもくもくと作業することが好きな人なら鑑定でしょうか。
ストレスはあんまりない仕事だと思います。
入社される会社によっても全く違います。

安定

鑑定業自体は仕事減少、単価激減してます。
まあ、どの資格も同じじゃないでしょうか。

Answer 3

アドバイスを見ていて、思わず涙が出てきました。

思い起こせば、数十年前、
一般の不動産評価は、いい加減なものだった。
右肩上がりの経済の中では、それでも、うまくいっていた。
その頃、不動産鑑定士は、頭1つ突き出た、羨望の的だった！
元始、不動産鑑定士は太陽であった！

しかし、時代の流れの中で、
まわりが、どんどん、どんどん進化していき、
相対的な地位が下がってきたような気がします。

よく考えてみれば、
最先端を維持できなかった原因の一つは、
業界の保守的な体質にあったのではないでしょうか？

「老人支配」
「年功序列・既得権益優遇」
「寄らしむべし知らしむべからず・ミスで責めろ」
「言われたことだけやればいい、新しいことをやる奴は悪い奴だ」
「価格メカニズム無し・非効率な資源配分」
「人を中身で見ず、看板で見る」

登り坂のうちは、平等を生む、このような仕組みも、
飽和状態になると、差別を固定化する仕組みに転化する。
最先端を維持できず、業界全体が社会から尊敬を失っていく。
それに気が付かずに、過去を続けていないでしょうか？

他業態から、不動産鑑定士を見続けてきた目で見ると、
最先端だったことが「社会的な尊敬や高収入」に繋がっていたように感じられます。
社会から尊敬を得られる仕組みを作り、業界を再生させてほしい！

他人が作ったものに乗って人生を送るのも、一つの生き方だとは思いますが、
年収、やりがい、安定‥ は、あなた達若者が切り開くものだということも、忘れないでほしいと思います。

Answer 4

年収は鑑定事務所勤務の場合は、同年代の平均年収より相当少ないと考えてください。鑑定士になっても使われている場合は全く同様に相当の薄給となります。独立する場合はその人の人脈、営業力によって仕事をとれるか決まってきます。不動産のバックボーン、人脈等があれば、１千万超も可能だとは思いますが、そうでなければ低収入で惨めな人生となるでしょう。一般企業勤務の場合は、おそらく不動産会社、銀行等になりますが、勤務先企業の待遇如何で決まってきます。
試験に合格し鑑定事務所で経験を積み、資格をとっても年齢、経歴等によってはまともな企業に転職できるか微妙です。一般の不動産会社等は鑑定業務をメインの業務としていないところが多く、鑑定士だというだけで当然に入れてはくれません。むしろ、資格など無くても不動産の実力、経験があれば転職できるでしょう。要するに、鑑定士を取得するということは、年齢にもよりますが、多くの場合鑑定業務で食べていく、ということになります。ところが、地価公示等は事業仕訳けで将来仕事量が減少すると言われていますし、鑑定業務自体の減少、１件当たりの報酬単価の減額等あまり良い話はききません。ただ、自分で仕事をとることができて、仕事をとれない、自分では独立する力の無い鑑定士や補助者をコキ使うことにより高い収入を得ている人は今でもいます。要するに既に二極化しており、コキ使う側になれなければ、将来の暗い、転職もできない惨めな末路を辿ることになるのです。鑑定業務を経験しても不動産の他の業務はできないので、一般の不動産会社に転職したくても年齢が若い場合のポテンシャル採用となるので、勉強開始時に３０過ぎだと将来転職もできず、一生安い年収（４００～５００）でコキ使われ人生台無しになるだけです。ちなみに、やりがいですが顧客に言われた価格に適当に合わせる仕事がほとんどで、特に理系の人にはお勧めできません。安定性は将来性が無く、減少する仕事量をどう補うか鑑定士協会連合会で検討会や個人への研修会を開くほど悲惨な状況です。