クローラークレーンについて質問です。なぜクローラークレーンは旋回フリーで作業するのでしょうか?よかったら教えてもらえませ…

クローラークレーンについて質問です。なぜクローラークレーンは旋回フリーで作業するのでしょうか?よかったら教えてもらえませんか?

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    50トン級クローラクレーンの運転士経験者です。 旋回レバーのサムスイッチで旋回ブレーキを解除すれば、旋回フリーになる構造の機種が多いからです。 旋回フリー機能を備える機種が多い理由は、油圧式旋回モーターが発明される以前の機械式クラッチのみで操作していた時代は、旋回レバーに連動する自動旋回ブレーキが無く、旋回を停止する場合は旋回レバーを反対方向へチョイ入れして停止していました。(所謂、メリケンスタイル運転)この操作手法を継続使用できる点と、クローラクレーンは、モンケン(鉄球)を構造物に激突させて破壊する作業やドラグラインバケットを遠心力で投げ飛ばす作業、寝かせて置いていた超長尺物を引き起こして垂直吊上げする作業など、吊荷の遠心運動に引かれてブームが自由旋回した方が都合が良い作業に多用されるためにスイッチ切換えで、旋回フリーと旋回ブレーキ緊締を切換えて操作できる機種が好まれるからです。 なお、旋回操作の方式はメーカーや機種によって違います。 油圧式クレーンと同じように旋回レバー角度と旋回速度が同期していてレバー中立で自動ブレーキが作動する機種も有りますし、旋回レバーのサムスイッチで旋回フリーと旋回ブレーキ緊締を切り替える機種もあります。 10トン以下の小型や数百トン以上の超大型機種では、油圧式クレーンと同じような自動旋回ブレーキ機能を備えた機種が多いですね。旋回フリー機能が無い機種もあります。 数十トンから数百トン以下の中~大型機種では、旋回フリー・旋回ブレーキ緊締・自動ブレーキをスイッチ切換えで選択できる機種が多いですね。 旋回フリーと旋回ブレーキ緊締の2モードしか備えていない機種(日立の旧KHシリーズなど)では、旋回フリーで作業するしかありません。 旋回フリーと自動ブレーキを選択できる機種では、運転士の判断で選択します。狭い作業場所で軽量物を高速移動する場合や機械とか鉄骨の建方作業では、自動ブレーキが楽です。広い作業場所で、重量物や長尺物を低速移動する場合や旋回範囲が広い場合、長尺物の引き起こし作業では旋回フリーで運転したほうが楽ですね。

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