解決済み
国家や法人格など団体からの認定制度はありません。美術鑑定士というのも正式な資格ではありません。「私は鑑定士」と言い切ってしまえばOkです。 しかしながらその肩書きは,おそらく誰も信用しないでしょう。 それに仮に資格をとったとしてそれをなににするか,たとえばそれで収入を得るとかという目的がもう一つ私には理解できません。現実的にはオークション会社や買い取り会社に入るか,ご自分で古美術商をやられるかというのが現実的です。 江戸時代などで極めをしたり,お茶の宗匠が箱書きしたりは資格でするものではありません。 近いとすればキュレータ・学芸員の資格だと思われますが,博物館は基本鑑定は業務としていないはずです。個人芸術家の資料館などは真贋判定をやっているところもあります。外国では「フェイク学」という学問があったり,博物館が真贋判定を有料でするところもあるようですが。 現在の日本で鑑賞眼,真贋判定のスキルを身につけたいのであれば,ただ・ただ博物館に通って目を養い。図録や学術書で約束事を学び,師匠筋(古美術店での修行,その筋で権威と言われるコレクターなどとの交流)について学び,かなりの授業料を払い(偽物を買ってしまうことをこう言います), 自分が骨董市場などで「目が利く」という評判を他人から受けるまで頑張るしかないです。 アドバイスするなら,専門分野を特定して徹底的に深掘りすること。書籍文献だけにたよらず,頭でっかちにならず,極力本物を頭のなかにに入れること。贋物は蛇足をつけ余計なことをすることが多いです。茶道具であれば茶事などで手に触れること。 重さや手触りは図録からは学べません。 最後は直感と第一印象です。これが身につくまで頑張ってください。キュレーターなら自分の博物館で様々な科学鑑定もできると思いますが,市井で真贋判定をするのであれば,「目が利く」=直感でわかるくらいのレベルまで とりとめが無くてすみません。
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