書店の儲けがそこまで多くないからです。 書店は、問屋(首都圏では日販や東販)を通して本の仕入れ、返品を行っています。 問屋は出版社より、本を入荷し、在庫管理をしています。 書店は1冊の本が売れることによってその本の価格の約22%の利益があります。 1000円の本だったら220円ですね。 残りの金額は、出版社や問屋、著者に支払われます。 書店はその少ない利益で、賃料を支払ったり、維持費や管理費、人件費などを 支払わなければなりません。 だから、時給もどうしても低くなってしまいます。 たくさん本が売れる書店などでは、時給は高めになっていますが、 あまり売れない書店では時給は低いでしょう。 また最近では、書店での万引きも問題になり、万引きによって書店が閉店に追い込まれる という事態も起きつつあります。 1冊万引きされたとして、その元をとるには同じ本を5冊売らないといけないのです。 問屋と呼ばれる取次会社がなければ、書店が得られる利益も大きくなってきますし、 取次をなくそうという動きも一部ではあるようですが、取次がないと、書店にうまく 本が行き渡らないというのが現状のようです。 出版業界もいろいろと奥が深いですよね(^^)
5人が参考になると回答しました
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る