簿記検定2級の「直接原価計算」について教えて下さい。 テキストを読み ・全部原価計算のP/L ・直接原価計算の…

Question

簿記検定2級の「直接原価計算」について教えて下さい。

テキストを読み
・全部原価計算のP/L
・直接原価計算のP/L
に違いがあり、直接原価計算は利益計画を立てる際に利用する。という事はわかりました。
が、練習問題になると全く分かりません。

【相談内容】
◇直接原価計算の解き方を教えていただきたいのではなく、直接原価計算に対する「理解」できるよう教えていただきたいことが一番のポイントです。

その為、以下テキストの問題に全く太刀打ちできません。
【テキスト問題】
損益計算書を完成させなさい。

1.棚卸資産有高
・原料、期首有高〇円、期末有高△円
・仕掛品（※）、期首有高〇円、期末有高△円
・製品（※）、期首有高〇円、期末有高△円
（※）変動製造原価のみで計算されている。

2.賃金・給料未払高
・直接工賃金、期首有高〇円、期末有高△円
・間接工賃金、期首有高〇円、期末有高△円
・工場従業員給料、期首有高〇円、期末有高△円

3.原料登記仕入高、×円

4.賃金・給料当期支払高
・直接工賃金、×円
・間接工賃金、×円
・工場従業員給料、×円

5．製造経費当期発生高
・電力料、◇円
・保険料、◇円
・減価償却費、◇円
・その他、◇円

6．販売費・一般管理費
・変動販売費、△円
・固定販売費、△円
・一般管理費、△円

7.その他
（1）直接工は直接作業のみに従事している。
（2）変動製造間接費は直接労務費の40％を予定配布している。配布差異は変動売上原価に賦課する。
（3）間接工賃金は変動費、工場従業員給料は固定費である。
（4）製造経費のうち電力料のみが変動費である。
（5）一般管理費はすべて固定費である。
です。

ご指導よろしくお願いいたします。

Answer 1

ざっくりいうと変動費は製造原価に入れて固定費は期間原価（販売費及び一般管理費）にしてねというのが直接原価計算です。

例えば全部原価計算だと
製品１個当たりの販売価格１０００円
１個当たりの製造原価 700円（変動費５００円と固定費200円）
貢献利益 1000-700＝300円
販売費及び一般管理費 30000円

上記問題だと製造原価の中の固定費部分が
販売する製品が100個200個300個となると
20000円、40000円、60000円てなりますが
固定費って普通販売する個数が増えようが増えませんよね。
一定額決まってるはずです。

直接原価計算場合
製品１個当たりの販売価格１０００円
１個当たりの製造原価 500円（変動費５００円）
貢献利益 1000-500＝500円
販売費及び一般管理費 30000円
固定費 20000円
これなら100個200個300個と販売数が増えようと
変動費しか製造原価に含まれてないので
固定費は変動しません。

どれが変動費でどれが固定費なのかを正しく
判別することが問題を解くコツなので
頑張ってください。

Answer 2

私が受けたネット試験でこんな感じの問題出ましたよ。
固定費と変動費が分けられればできますから、あんまり悩まず問題たくさん解けば大丈夫です。

Answer 3

直接原価計算のポイントは固定製造原価を製品に割り当てるのではなく、期間原価（発生した期の費用とする）として販管費のように扱うことだと思います。

この問題はとても難しいと思います。固定製造原価と変動製造原価をわけるところからしないといけないからです。

慣れるまでは、
種々の費用が何にあたるか（変動費か固定費か、製造原価か販管費か）をわける作業と
計算する作業を
別で練習するといいと思います。