【日本語教育について】 今後の日本語教師の将来性について、具体的に有識者の方にお聞きしたいです。

Question

【日本語教育について】

今後の日本語教師の将来性について、具体的に有識者の方にお聞きしたいです。私は今、大学で日本語教育を専攻しながら国語の教職免許の取得を目指しています。そこで、日本語教師の具体的な給料や待遇を教えて頂きたいです。ネットで調べるとあまり良いことが書かれていなくて不安になっているのですが、実際はどうなのでしょうか。

また、日本語教師としての資格を持ちつつ国語の教員免許を持っていることの強みやキャリアアップについて教えて頂きたいです。

Answer 1

実際に待遇や給料が良くないことは確かです。もちろん待遇がよい場合もありますが、良くないのが多数派です。
と、言葉で説明してもあまり説得力はありませんので、私の例や国内外の現状を書いていきます。

●海外：タイの例
教師自体の給与待遇が良くないため、日本語教師についても同様です。
相場：25,000THB～35,000THB 約10万円～14万円
専任教師で語学学校、小学校～大学まで大体このぐらいです。あとは住宅手当が1～2万円あるかないかぐらいです。
いろいろ諸費用を差し引くとタイ人の中の下～低の下ぐらいです。

●国内：日本語学校 専任
税引前20～25万円
国内の場合、日本語学校の求人が大半です。
その多くは技能実習生向けの日本語学校です。
最近は専任より、非常勤・フリーランスで時給やコマ数単位の待遇が目立ちます。

●オンライン
某アメリカ系の多言語オンラインチューターサイトで1年やってます。
時給10USD前後 約1300円
1時間単位でレッスンですが、オンラインの場合パワポで教材を作っておくことが前提です。レッスン準備に１～2時間かかります。オンラインチューターサイトは学習目的も様々ですので、生徒さんに合わせた柔軟なシラバス・教案が必須となるためです。したがって実質時給は約400円～700円となります。

◎求められる人材
英語：CEFR B2相当以上
大学での専攻：日本語言語学、日本文学などが有利です。大学院卒の場合、よりよい待遇も期待できます。ただし、英語がB1以上であることが求められます。

◎国語の教職免許
教職免許を持っていても、日本語教育能力検定試験、420時間講習を条件とするところが多いです。理由としては母語話者に教えることと外国人に教えることは全く異なるということです。
一方で国語の教職免許を活かせる場もあります。帰国子女や海外居住日本人のお子さん向けの国語チューターです。

いずれにしても、日本語教育業界を俯瞰してみると待遇も給与も良くない場合が多く、キャリアパスも描きづらいと言えます。
普通に国語教師になったほうが、待遇・給与そして安定性があると思います。

Answer 2

＞日本語教師としての資格を持ちつつ国語の教員免許を持っていることの強み
もし、生徒の中に外国人の子がいたら、日本語を教えてあげられます

＞日本語教師の具体的な給料や待遇を教えて頂きたいです。
給料ですが、常勤月給２０万です。ただこれには授業準備、宿題チェック、進路指導などの授業以外のことは含まれていません。時給換算したら、コンビニバイト以下です。
非常勤の場合は、週に２コマ、３コマの授業しかありません。そして、アルバイト扱いなので、夏休みなどは給料０になります。私の知り合いはコンビニのバイトしながら食いつないでいます。
この業界、不思議な世界で非常勤（アルバイト）でもいい、ボランティア（給料０）でもいいから働きたいという方が大勢います。ですから、今後も待遇がよくなることはないでしょう。
それに、当たり前ですが、留学生相手の商売です。最近、世界がきな臭くなってきましたが、ドンパチが始まって留学生が来られなくなったら、あなたの仕事はなくなります。