建築で使用するインサートは天井のスラブから、天井、ケーブルラック、配管、ダクトなどを吊るときに、全ネジボルトを差し込むためのものです。 コンクリート打設前にセットするインサート(合板型枠用やフラットスラブのようにデッキスラブ用がある)と、後打ちインサートがあります。 全ネジボルトの径(3分9mm、4分12mm)用があります。 空調配管など200φを超えるような配管は、重量があるので、カンザシ金物を入れる場合もあります。 300kgを超えると、45度方向にコーン状にスラブが割れて抜け落ちるので、600ピッチ以上にします。 インサートには色分けがあり、赤、白、黄、緑、青色があり、衛生、空調と事前に打ち合わせて、色を決めておきます。 逆打の場合は施工図が決まっていないので、600ピッチでバラまいて、不足分は後打ちしたり、改修工事では後打ちが多くなります。 (画像引用) https://www.higashionna.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%EF%BC%9F%EF%BC%9F%EF%BC%9F/
天井スラブにデッキプレートが使われている時 は、後打ちアンカー工事が出来ません。 ですから、事前にインサート工事をする必要 があります。 最近の建物の天井スラブにデッキプレートが 使われていることが多いから、インサートを おすすめします。 当方、設備設計者をしてました。
配管施工の工程になっていちいちスケールを伸ばして天井に罫書きアンカーをあと施工するより スラブ型枠上でキッチリと墨をたたきインサートをセットするほうが精度も高いし なにより工程がスムーズに進みます。 そしてスラブ内に打ち込まれた電気屋さんの打ち込み配管などを突いてしまうリスクも避けられます。 ルート変更になった時はほぼすべてパーになってしまいますがインサート墨出しの時の墨がスラブ底に残っていればソレを基準に寸法を追いかけることも出来ます。
できあがった床スラブ(コンクリート)に、わざわざ穴を開けて アンカーを打つのは、けっこうな手間ですし、時間もお金も 掛かります。 あらかじめ、どこに配管を通すのかが分かっていて、そのとおりに 施工できるのなら、コンクリ打設前にインサートを設置しておいて 型枠が払えたら、吊ボルトを吊って配管できる方が、圧倒的に楽で 安く早く施工できる、と思いませんか?
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