解決済み
看護師です。 看護師になって2年目くらいの頃に、中学三年生の男の子Aくんが入院してきました。本来なら小児科病棟に入院するものなのですが、専門的治療が必要なため、私が勤務していた内科病棟に入院。 当然、病棟の中で一番年齢の低い患者さんでした。中学三年生で受験を控えており、特例で消灯後も体の負担がない範囲で面談室を開放し、受験勉強ができるようにしていました。学校へも最大限行けるように看護師、主治医、家族が協力。病院から登校し、患者さんたちも、皆が「いってらっしゃい」って声をかけていて、看護師だけでなく、まわりの患者さんも温かく見守っているような感じでした。 また、 食事制限が必要な病気のため給食はたべられないので栄養科に協力してもらい、朝一でお昼用の病院食のお弁当を作ってもらい、それを持参して登校していました。 そんなときに、 私はまあまあ数学が得意で、Aくんがとけなかった問題に私が正解したことで打ち解け、入院中は、数学の問題を出し合ったりして過ごしていました。 半年近く入院して、やっと受験本番まえに退院。志望していた高校に無事合格しました。 それから私は外科病棟に異動してしまいましたが、時々近況報告に外科病棟に会いにきてくれていました。 「本当は医者になりたいけど、この病気じゃきっと無理だな」とぼそっと言っていたAくんは、医者ではなく薬剤師になり、今私と同じ病院で働いています。 私もかなりおばさんになりましたが、Aくんももうおじさんです。(笑)
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