技術士の化学部門、応用理学部門、原子力・放射線部門はそれぞれ具体的にはどういう分野に関する資格なのでしょうか？ またそ…

Question

技術士の化学部門、応用理学部門、原子力・放射線部門はそれぞれ具体的にはどういう分野に関する資格なのでしょうか？
またそれぞれ工学系なのでしょうか？それとも理学系なのでしょうか？その他詳しいことも教えていただければと思います
ご回答宜しくお願いします

Answer 1

化学部門の技術士です。

まず、技術士については、技術士法第２条第１項に「技術士法第３２条第１項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」と定義されています。
ここで「科学技術に関する高等の専門的応用能力」と書かれていること、および技術士の英文名称がProfessional Engineerであることから、技術士はすべての部門において、工学系の分野に関する資格です。

技術のカバーする分野は広いため、各技術士はそれぞれ専門とする分野を持っており、これが部門です。
化学部門、応用理学部門、原子力・放射線部門については、応用理学部門はわかりにくいですが、その他は、名称が意味するとおりの部門となります。
具体的には、技術士試験で各部門ごとに決められている専門科目をみるとわかりやすいと思います。
技術士試験は、これらの専門科目から、自分の専門分野に近い科目で受験するため、この専門科目が、それぞれの技術士の専門分野となります。
化学部門であれば、「セラミックス及び無機化学製品」「有機化学製品」、「燃料及び潤滑油」、「高分子製品」、「化学装置及び設備」の５科目です。

次のURLの２２ページに「第二次試験；技術部門/選択科目」の一覧とそれぞれの専門科目の内容が書かれていますので参考になさってください。
（応用理学部門は、専門科目から見たほうがわかりやすいと思います。）

http://www.engineer.or.jp/examination_center/pejseido.pdf