現在、生産管理の仕事をしており、生産進捗を担当しております。そこで、恥ずかしながら生産進捗を取る真の意味・目的を確実につ…

Question

現在、生産管理の仕事をしており、生産進捗を担当しております。そこで、恥ずかしながら生産進捗を取る真の意味・目的を確実につかみきれておりません。
ご教授お願いいたします。

Answer 1

生産管理業務経験者です。

規模の大きさを問わず、（収益を上げることを目的とする）企業運営では、事前計画に対し、その結果がどうであったか？を成果として行動します。生産進捗・・・と云っても、特定の製品の生産進捗なのか、企業としての生産活動（全般）の進捗管理なのか？が質問文から読み解けないのですが・・・、一般論でお答えするなら下記のようになります。

①特定の製品の生産進捗管理の場合
事前に見積もりされた経費（人件費のみでなく、生産に必要な電気料金や設備償却費等も含みます。）、棚卸額（部品の購入費や部材費）が計画通りに進捗しているかを確認し、進捗していない場合は、その是正処置を講ずること。
社内作業１つ取っても、事前見積もりで1時間だったものが、実際、2時間掛かっていたら、その差異の発生原因を確認し、是正措置（発生原因の除去、時間遅れの取り戻し、計画自体の修正等）を行う事です。生産進捗管理とは、結果的に生産進捗を管理することで会社の収益の向上（或いは、少なくとも維持）を行うことです。（逆に言えば減収とさせないこと。）
このような場合、連携するのは製造部門・・・が主になります。

②企業としての生産活動（全般）の進捗管理の場合
四半期や月ごとに財務状況の確認（在庫回転率の分析、棚卸等）、キャッシュフロー状況の確認（負債回転率の分析等）を行い、事前に計画された”会社の年次計画”が計画通りに進捗しているかを確認し、進捗していない場合は、その是正処置を講ずること。予算超過があった場合、生産計画に遅れが発生している場合等は、その原因を確認し、是正措置（発生原因の除去、時間遅れの取り戻し、計画自体の修正等）を行う事です。生産進捗管理とは、結果的に生産進捗を管理することで会社の収益の向上（或いは、少なくとも維持）を行うことです。（逆に言えば減収とさせないこと。）
このような場合、連携するのは経理部、財務部、購買部・・等が主になります。

生産管理とは上記のように会社の中で全ての部門と連携する必要がある重要な業務です。当然、年齢や役職が上がるにつれ、お金の使い方、お金の在り方についての広範囲な知識が必要とされます。

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>真の意味・目的を確実につかみきれておりません。

結果的に、”生産管理とは何ぞや？”と云う社内教育が実施されていないように感じます。失礼ながら、質問者様の会社には生産管理の重要性を深く認識できている役職者がおられるのでしょうか？

生産管理についての理解度のない会社では、生産進捗担当者＝エクセル等での単なる作表係になっているケースが多く見られます、そのような会社で長く務めて転職したような場合、転職して初めて自身のレベルの低さを思い知らされることもあるようです。現状の業務とは別に、財務、経理要素を含めた生産管理業務全体のスキルアップを心掛けることをお勧め致します。