医師の勤務について 知り合いが医師をしているのですが、 自宅に帰れるのが、週1、2回との事です。 総合病院なの…

Question

医師の勤務について

知り合いが医師をしているのですが、
自宅に帰れるのが、週1、2回との事です。
総合病院なのですが、このような勤務シフトは普通でしょうか？

Answer 1

chiryokohさんが話している調査があるのですが、実はその調査には大きな落とし穴があります。

厚生労働省としては、「医師の当直業務」を就労時間と認めてはいないスタンスを取っているのです。

医師の当直業務は、簡単に言うと、昼間働き、これに追加して夜も働き、更に次の日も働くこの夜働く業務を指します。

他の職業とは異なり、交代勤務の夜勤などではなく、単純に夜働く分が増える業務です（仕事が忙しければ2日寝ないで働くことになります）

国民の就労環境を預かる立場の厚労省としては、このような非人道的で劣悪な就労環境を「放置」していることを認めるわけにはいけません。

ですから公では、現実をあえて無視して、「医師の当直は就労時間ではなく待機時間である」という認識を示しているのです。
基本的に仕事をしない待機時間であるから、労働時間としてカウントしなくていいと言っているのですね。
ご丁寧にも、各病院に当直医師には基本的に仕事をさせるなという通達まで出して自己正当化しています。

もちろん、厚労省役人自身も詭弁にも程があることは重々理解しています。
当直医は、夜間救急での対応にてんてこまいです。
「基本的に仕事をしない」状態などということは、全くあり得ません。

しかし、何もしないでいると非難の対象になるから、通達を出すことによって、それを守っていないは医療機関の責任であり、役人の責任ではないということを示していうるのです。

こういった経緯から、各種統計に対しては、厚労省は当直を勤務時間から除外して報告しています。
（医療機関も罰せられるのを防ぐためには、報告の際には当直業務を勤務時間に含められません）
実際に24時間泊まり込みで働いていても、日中就労時間の8時間以外の16時間の当直時間は、「就労時間でなく、待機時間である」ということで、働いていないことにされているのです。

一般の医師が1週間に2日当直をしているとすると、32時間は調査から、「あえて除外されている労働時間」ということになりますので、現実的には週に100時間の残業を行っている状態となります…

また若手医師の場合には、自院以外にも他院にて当直業務を行うことは多いため、自然に自宅に帰れる頻度は減少します。

帰宅できるのが、週1～２回というと大変なほうだとは思いますが、珍しいわけではありません。

※ 「当直」「医師」「就労時間」で検索していただくと、この問題の根の深さは理解できると思います。

Answer 2

場合によりあり得ます。

私は過疎地の病院で勤務した時、隔週で土・日連直し、
ある週は7日中5日当直したことがあります。

下手すれば本給より当直料のほうが多くなるんじゃ
ないかと思うくらいですが、ちくしょう、常勤勤務医の
当直料は非常勤医師の当直バイトに比べるとずっと
安いのです。

こんなブラック職場にずっといたら冗談ではなく死んでしまう、
実際、一瞬、自殺？という思考が脳裏を横切りました。

今は無事に脱北して標準的な職場で働くことができて
います。良かった、良かった。

Answer 3

厚生労働省の調査で「医師需給に係る医師の勤務状況調査」実施状況
報告 というのがあります。

その中で、1週間当りの勤務時間（常勤のみ、「実際の始業・就業時間」
より算出） という項目があります。

それによると
男性医師（2848人）： 67.0時間/週
女性（533人）： 63.6時間/週
という詳細です。

男性医師なら67.0時間/週ですので、週5日としたら1日平均で13.4時間
勤務。8時～22時ころまでですね。
だとしたら普通のサラリーマンよりも少し長い目ですが、自宅には毎日
帰れると思います。

質問者様、以上ですが参考になれば嬉しく思います。
正しいことが正解であるべき、私はそう思います。