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製造業で設計として働いています。図面を描いたり、製品に使用する部品を選定・購入する等しています。製品を組み立てる現場の方…

製造業で設計として働いています。図面を描いたり、製品に使用する部品を選定・購入する等しています。製品を組み立てる現場の方とも話すことも多々あるのですが、そこで気になったのが、「部品の取扱説明書は基本見ない」 という意見です。理由を聞くと、 「会社の規定に載ってない」「図面に載ってない」「設計の指示にない」 とのことでした。確かに一理あるのですが、製品を実際に製造する者として部品についてくる説明書は規定や図面に載ってなくとも見るものでは、と思うのですが・・・。 皆さんの意見をお聞かせください。

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ID非公開さん

回答(4件)

  • ベストアンサー

    長文です ここの質問の前提条件が、 >製品を組み立てる現場の方とも話すことも多々あるのですが、そこで気になったのが、 [製品を組み立てる現場の人の話]なら、 【全くその通り】です。 製造現場で部品特性まで見る必要は一切有りません。 それが必要と認識されているのなら、それは本来設計部門がやるべき事をやっていないからだと思います。 なのでここの前提条件で変わってきます。 大手メーカーですが我々の場合、部品設計するのは基本的にメカ系(鉄やゴムやプラスチックなど)になると思います。 しかしそのメカ系の部品でも、実際に組立てみたら、不良という事も有ります。 それは積み上げ公差不良です。 (部品個々には良品でも、組立てみたら不良となるみたいな) だから、必ず何回かの試作をして評価しています。(たまたまを防ぐ為) メカ系は設計者が公差を入れるので、仕様説明は有りませんが、電気系や電子系はそうは行きません。 必ずメーカーの特性を見て、試作で適合性を確認し、耐久試験でその保持品質も見極めてからの量産化です。 もう数十年も前の話になりますが、電子部品の特性を確認し、それで組み込んだ製品が市場で問題を起こしました。 その結果を電子部品メーカーの技術者と責任者を呼んで分析や解析をしましたが、電子部品の特性のバラツキによるモノと分かりました。 バラツキですから、メカ系なら公差で指定寸法に±0.5とか、バラツキの範囲を規定しているので、明確に検査で検出は可能ですが、電子部品系ともなれば、その使用環境によっても違うので、特性のバラツキも温度やノイズなどによっても変わって来ます。 それが設計開発の段階では仕様書を見ただけでは判別が出来ず、普通に試作や製品のランニングテストでは問題なかったので、製品(量産)化して出荷しましたが、後になって市場クレームが発生しました。 その対策や処置の為に数百万円掛かった為に部品メーカーに請求しましたが、その部品特性バラツキの表現の曖昧さもあり、キチンとそれをメーカーに確認しなかった事と、メーカーに数百万円もの請求をすれば、多大な損失になると判断をして、折半にする事になりました。 それ以来、更にそんな部材の製品特性を十分に吟味をし、量産化する事で機会損失を防ぐ様にしています。 踏まえて >「部品の取扱説明書は基本見ない」 という意見です。理由を聞くと、 「会社の規定に載ってない」「図面に載ってない」「設計の指示にない」とのことでした。 無責任な設計者だと思います。 そんなレベルの人は誰一人として居ません。(設計者だけでも数百人) 会社の規定に載っていない? 我々の場合は会社の規定では無く【設計標準】に載せています。 つまり設計部門の危機管理です。 そんな事が罷り通る会社とは規模も小さく、市場で迷惑を掛けても部品メーカーに責任を取らせたり、それこそ公正取引委員会や下請法にも抵触しそうな会社になりそうです。 そもそも我々の場合、取引基本契約書の中で、瑕疵責任なども明確に規定して契約をしていますから、それ(部品の特性など)を事前に十分に確認し検証(テスト)した上で認定しています。 その為には、個別ランニング試験(ex:◯◯◯◯時間)や、製品試作での機能試験などで確認し、不具合や脆弱な部分があればそこで設計変更をして、特性を注記したり公差を変えたり、必要が有れば部品そのものを変えたりメーカーを変えたりとか。 なので、カタログに載っている部品をそのまま使うなんて暴挙は絶対にあり得ません。 そこまでしているのが大手メーカーです。 注)過去にそこまでして評価した部材を登録して置けば、それはひとつの財産になりますので、次の製品に使われるときはいちいちの仕様確認などは割愛されます。 つまり、それで指定された部材を使う時以外は、前述した内容でやりますが、極力新しい部材は使いません。 機能や性能で新しい物が必要であれば、徹底した評価をやってからとなります。 じゃないと、部品レベルで確認すれば数10程度で終わるモノを、商品化した後市場で不良を起こせば、何百万円では済まない損失を起こしてしまうからです。 よく車メーカーなどがリコールをしていますが、数千万円単位の費用が掛かっています。 そのリコールを無視して対策をしなかった世界大手の部品(エアバッグ)メーカーが数年前に倒産しました。 100均みたいな安い物ならそこまでする必要は有りませんが、「ブランドの品質」とはそういうモンだと思います。特に車系などは人命に関わるので特に厳しいと思います。 話は大きくなりましたが、製造部門は神様に近い存在です。 全てのお膳立てをして貰い、上げ膳据え膳で製品を組立て出荷しています。 その最たるコンセプトは【生産効率】です。 それをお膳立てするのは[生産技術部門]です。 少しでも効率が良くなる様な流し方の検討を、手順化や治具化やロボットを使ったりして澱みなく流す為の検討を行い、これで流せば一定の効率が図れる。 いわゆる、至れり尽くせりでの上げ膳据え膳が製造部門です。 だから、 >確かに一理あるのですが、製品を実際に製造する者として部品についてくる説明書は規定や図面に載ってなくとも見るものでは、と思うのですが・・・。 こんな事は絶対にしません。 三権分立と言うか三位一体というか。 設計開発部門 技術部門 製造部門…が、それぞれの役割を全うする事で、 より良い物を(設計開発) より安く(部品&製品の生産技術) より早く(製造)…作れる活動ができる訳です。 それを、製造部門が設計や技術の仕事までやれば、本業が疎かになってきます。 分業すれば専門性の深掘りが出来てレベルが上がります。 そう思っています。

    1人が参考になると回答しました

  • 作業者は作業が本業なので、部品の機能だとか特性だとかの知識はオマケです。 知っておくに越した事は無いが、知らなくても仕事はできる。 勉強する人はスキルになるでしょうから、定期的に勉強会でも開くと良いでしょう。

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  • 会社の規定がどんなものか分かりませんが、「図面に載っていないから見ない」と言われるのであれば、設計の指示として図面に明記しましょう。注記として「取扱説明書の〇〇を確認の上、組付けの事」などの文言を追加しましょう。

  • 現場によりますが、組み立てなんかの人は技術者というより職人色が強いのでは? 一般的に細かい説明書を読むより直接合わせる方が楽で良いと考えがちですね! それでなんとか今までやってきてるので!

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