現状で担当教員をアカハラで訴えることで事態は好転するでしょうか。

Question

現状で担当教員をアカハラで訴えることで事態は好転するでしょうか。本来は教授や大学の学生相談室などに相談すべき内容であると思いますが、正月期間となってしまったためこちらで先に第三者の意見を聞かせて頂きたいです。

地方国立大学、理系修士2年の者です。
2年間で修了できるかどうか厳しい状況に立たされています。

修了が厳しいというのは
・結果を出せたデータが現状ではまるでない
・12月から1月にかけて最後のチャンスとして行う予定だった実験がうまくいかなそう
という現状によります。
最後のチャンスであった実験に関しては担当教員側からの節制により、予備実験などもできずに本番一発で成功させる必要がありましたが、上手くいかなさそうで焦っています。

こうなってしまったことに私自身の至らなさもあるとは思いますが、どうしても私自身の責任だけによるものだと思えません。

字数的に詳細まで書けないのですが、私の指導教官は人間としても科学者としてもかなり問題のある人物です。
担当教員と定年退職した元教授の折り合いが悪く、実質的な研究室の分裂があったため2つ以上上の代については分かりませんが、私の一つ上と一つ下の代に関してはまともに卒論執筆できた人物はいません。
以前にもこちらで質問させて頂いた際に状況の説明をしているので、そちらも参照して頂けると幸いです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13137016213

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11127035731

結果を出せたデータがないために担当教員から「今のあなたの状況では修了させられない」と言われたのですが、休日祝日関係なく研究室に通い続け、毎日のように起きるアカハラに耐え続けてきた結果、留年となるのは納得し難いです。

担当教員選びを失敗した責任は自分自身にあることは承知しています。しかし、それで修了できないとなるとやりたいテーマを選択したことが失敗だったと大学側から言われているようで理不尽さを感じてしまいます。

一つ下の後輩に関しては一度アカハラで訴えていますし、私自身も何度か学生相談室に通って大学側にアクションは起こしてきました。研究がうまくいかなかったことについての原因の主が担当教員であることの裏付けとなる発言もボイスレコーダーで録音してあります。

一番良いのは今の実験を成功させて修論を書くことですが、それが出来なさそうであればアカハラで大学側に直接訴えることで無理やり3月修了にしてもらうことはできるでしょうか。
9月修了にするならば確実に修了できると思いますが、今までの苦労を思うと期間通りに修了できないことに納得できずにいます。

詳しい方、ご教授お願いします。

Answer 1

過去に学生の側で伝聞したことに基づいて回答します。おつらい状況には心からお気の毒に思います。そこに追い打ちをかけるようで大変心苦しいのですが、今が２年生でいらっしゃるならいかんせん時間に余裕がなさすぎます。

まず、前提として、研究やそのための実験は誰もがうまくいくわけでもないし、苦労したからといって誰もが修論を書けるわけでもないということはご理解いただく必要があります。こんなにがんばった、苦労した、といっても、出すものを出せなければ、正常な指導であれ異常な指導であれ学位は出ません。そうでなければ、何もやっていない学生が訴えを起こして不当に学位を請求する事態になりかねません。

つまり、○○をしたのに、修士論文が書けない、という訴えで学位が出ることはありませんし、アカハラがあったから修士論文が書けない、という訴えで学位が出ることもありません。アカハラの認定により、事態が好転するとしたら、きちんと論文は出しているのに審査してもらえないといった場合に限られます。考えられるのは、審査教員が交替する、といったケースです（ここまで書いて過去のご質問を読みましたが、実際に後輩さんは教員を交替なさったのですよね）。その新しい教員が審査できる論文を出せなければ、学位は出ないと思います。

次に、今から大学当局に訴え、運良く訴えが認められたとしても、その認定には半年なり一年なりの時間がかかることを覚悟しておく必要があります。ハラスメントの認定には双方の言い分をよく聞いてからでないと処分がくだされにくいです。質問者さんを疑うからではなく、一部のひどい学生によってはでたらめを言っている可能性だってありうるわけです。結果として、安易な認定で、教員から大学が訴えられるような例もあります。一般論として、今訴えて、暫定的に指導教員が変更といったことになればよい方で、無条件に３月に修了といった好転は考えにくいです。

最後に、アカハラは訴えられた方が黙って訴えられたままでいるとは限らないことも考えにいれておく必要があります。泣き寝入りしろというわけではありませんが、そもそも人に言われて行動を改められる、客観的に自己を捉えなおせるような人なら、アカハラまがいの指導などしないわけです。私が聞き知った事例では死にものぐるいであることないこと出任せをいい、復讐のために就職の妨害などにも乗り出したようで、何年も長引きました。結局、アカハラ教員の一人は辞めましたが、一人は未だに大学に残っており、新たな被害者を生んでいます。

私自身も他の人のために証言を求められたことがありますが、その際大学の事務員から「仮に秘密が漏れて逆恨みされ、二次的三次的な被害が出たとしても、大学として学位や就職の補償はできない」といわれて断りました。もちろん、大学の姿勢にもよるでしょうが、無条件で救済されるようなことを期待すると、二重三重に傷つく恐れがあります。

気休めにもならないかもしれませんが、訴え出ることは訴え出るとしても、一つの代案として、実験の失敗に関連して論文を書けないか、正月中に考えてみてはいかがかと思います。たとえば、これまでの実験ノートなどから、人為的な要素を除き、先行研究と比較してなぜ実験が失敗したのか、その要因を一つでも特定できないでしょうか。実験が成功するにこしたことはありませんし、実際に成功することをお祈りしていますが、少なくとも何もやっていないという事態からは抜け出したほうがよいかと思います。

Answer 2

＞アカハラで大学側に直接訴えることで無理やり3月修了にしてもらうことはできるでしょうか

アカハラが認定される事と、修了は、別の事だと思います。
アカハラが認定されたとしても、学校側は「別の教員をつけて、充分な内容のものを提出できるように指導していきます」となるでしょう。
それに、アカハラ認定は、あなたが負けならば、すぐに結果が出るでしょうけれど、あなたが勝ちたいのならば、少なくとも１年はかかるでしょう。いろいろ委員会とか、会議とかで審議するから。

最良の道は、

１．アカハラで、研究科長に直接相談する
２．指導教員変えてもらって、修論の内容を充分にする。よいデータが出なかったのは仕方がないことでしょ。
３．修論の最終提出までに完成させる（１～２月くらいに提出しても、実際には、また修正したりしてるでしょ）。

先生変えるくらいしか、学校側もできないですよ。

Answer 3

あなたの主張、それもその断片のみを提示されているに過ぎないため、如何とも言い難いです。

少なくとも、アカハラがあったことを認められたとしても、そのことと修了とは直接の因果関係はありません。一定水準を超える修士論文そのものが存在しない以上、その背景にどのような理由があろうとも、修士号を出すことは通常はしません。「今までの苦労を思うと期間通りに修了できないことに納得できずにいます」という論理は、あなた以外の第三者にとってはまったくもって意味をなしません。

修士論文の提出期限が近づいていること、アカハラの認定には時間を要することを考えれば、どのように転んでも三月修了は難しいように思います。

Answer 4

第三者的にはどちらの言い分が正しいのかここでは判断のしようがないのですが、そのアカハラが本当にあったとしても、あなたが自分で出したデータが無い状況では、大学はあなたを修了させることができません。

あなたの指導教官が酷い人だということでアカハラが認定されたら、なされるのはその教官に対する何らかのペナルティだけです。そのペナルティの中に「お前が指導している学生を何が何でも期間内に修了させろ」というのは含まれません。

アカハラだとあなたが認識しているのなら、もっと早くに行動を起こすべきでしたね。アカハラやパワハラは確かに存在します。企業はその辺に敏感で早くから対策をたてているところが多い（それでも酷い奴は大勢いる）のですが、大学側の対策はまだまだです。だからこそ、もっと早くに第三者に相談するべきだったし、あるいはこれは私の経験ですが、そんな指導教官の下から早く離れられるようにさっさとデータを出してしまうという手もあったはずです。