高1です。将来、数ある既存の漫画からアニメを作る企画などをする方向の仕事をしたいのですが、ネットなどで調べてもなかなか求…

Question

高1です。将来、数ある既存の漫画からアニメを作る企画などをする方向の仕事をしたいのですが、ネットなどで調べてもなかなか求めている内容の記事が出てこなかったので、こちらで有識者の方にお返事いただきたいです。
『質問』
１ 原画などの直接的にアニメを"創る"業種を希望していなくてもその方向の専門学校に入学した方がいいのでしょうか？それとも普通の大学に入学しても就職できる確率などはあまり変わらないのでしょうか？

２ 質問１で専門学校に入学した場合のメリットを教えてほしいです

３ 企画職の方向で会社を探す場合、どのような会社を受ければいいのでしょうか？どんな系統の会社か知りたいので大手企業の具体名など教えていただけると嬉しいです。

４ 企画をする場合、人として必要なスキルや取っておくと便利な資格などを教えてほしいです。

５ 企画を提出できるほどの地位にいけるまでの下積み時代などの体験談や大変なことなどあれば教えていただきたいです。

以上5点、できる限りでいいので答えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

Answer 1

既存の漫画やラノベのアニメ化は、放送局、出版社、スポンサーなどが集まる製作委員会の企画会議を経て、最終的に出版社と原作者が了承すればアニメ化が決定されます。

製作委員会には、アニメ制作会社、アニメメーカーやアニメプロデュース会社が関わりますが、プロデューサーの立場にならないと参加出来ません。

■アニメ制作会社
京アニやA-1 Picturesなど、元請のアニメ制作会社を指します。

■アニメメーカー
アニプレックス、KADOKAWA、TOHO Animationなど、映像ソフトを製作・発売する会社を指します。

■アニメプロデュース会社
創通、ジェンコ、インフィニットなど、アニメの企画・プロデュース・版権管理をする会社を指します。

■1
基本的に4年制の大卒が当たり前ですから、専門卒の学歴でプロデューサーにはなれる可能性はほぼありません。

アニメメーカーやアニメプロデュース会社は大手企業なので、早慶クラスの高学歴が望ましいですが、最低でもMARCHクラスの大学に進学していないと話にならないです。

アニメ制作会社もやはり最低でもMARCHクラスの大学に進学していないと、プロデューサーにはなれないと思います。

そもそも商談相手が出版社の早慶クラスのお歴々ですし、制作に億単位のお金が動きますから、専門卒程度の学歴では賢さや知的教養が低いので正直無理です。

■2
メリットは一切ありません。

■3
方法論としては、アニメ元請制作会社の制作進行を経てプロデューサーに昇格する、アニメメーカーに就職して当該部署に配属されてプロデューサーに昇進すること、アニメプロデュース会社に入社することです。

例1）ufotableという元請アニメ制作会社に制作進行として入社をし、デスクを経てプロデューサーに昇格。

例2）ソニーグループの総合職採用からアニプレックスに配属、経験と実績を作ってプロデューサーに昇格。

なお上述する会社は沢山ありますので、以下リンクにて確認してください。

■アニメ制作会社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E5%88%B6%E4%BD%9C%E4%BC%9A%E7%A4%BE

■4
基本的に学歴重視ですから、学部や在学中に何をしてきたかなど不問です。
もちろん必須とする資格もありません。
コミュニケーション能力、向上心、賢さ、頭の回転の早さ、問題解決能力、管理能力、リーダーシップ性、交渉力など、企業の取締役になれるくらいの能力は必要です。

スキルはせいぜいExcelとWordの習熟くらいでしょうか。

そもそも大手企業は必ずSPIなどの適性試験にて性格や能力の測定をして総合的に判断しますから、学歴+その人の本質が重要になってきます。

一応ですが、生徒会会長や部活の部長を務めるとか、大学進学後にバイトをしてバイトリーダーになるとか、とにかく人の上に立てる人間になれるよう日々自分を磨くことで多少能力は向上とするでしょうけども、元々器量は資質によるところが大きいので、向かない人にはとても難しいでしょう。

■5
ネットでアニメプロデューサーのインタビューはいくつかヒットしますので、そのような体験談はご自分で調べたら良いのですが、手っ取り早くアニメ「SHIROBAKO」をご覧になれば、元請制作会社とメーカーのプロデューサーがどんな風に仕事をされているのかが多少なりとも分かるでしょう。

とにかくプロデューサー志望者は他人に頼るような人には荷が重い仕事ですから、何事も自力で問題を解決する癖を身に付けておかないと駄目です。