「偏差値が高い大学に入って就職に失敗するのと、偏差値は普通~低い大学に入って大手企業に務めるのだったら、どちらが成功」 この段階だとどちらともいえない。大手企業で勤務しているだけならまだ経過点、成功とはいえない。ちゃんと想定した結果が出せて、そこで初めて成功だろう。 どちらともいえないというのは、偏差値が高い大学に入れたということは、その時点でまず本人のパラメーターが高くなっている。本人というキャラのレベルが高い。そして大学で得られるスキルも期待できる。逆に、偏差値が低い大学はそれが期待できない。 『どの大学に入るかによって、会う人間が変わってきます。 それに伴って、考え方の基準が変わります』 (受験必要論、林修 著、集英社、p.012) 大学を出る時点での個人の能力は偏差値が高い大学の方が上である可能性が高い。就職はそう甘いものではないから、大学だけではうまくいかないことがある。しかし、その後、本人の能力がどれだけ仕事に影響してくるか、それが成功するかどうかに関わってくる。 * 蛇足しておくと、こんな話がある。 『今になってみると、おれにとってこの何十年の銀行生活とは何であったかと、つくづく思うね』 (学生時代に何を学ぶべきか、講談社、「本当にしたいことを見つける」、中野孝次、p.193) 中野さんが同窓会で同級生に言われた話。中野さんは東大卒だから「おれ」も東大卒と思われる。その「おれ」が何十年の銀行生活で高給をもらって、そろそろ引退かという所になって今更「何であったかと、つくづく思う」のだ。 これは成功したと言えるのか?
成功と言うなら、そりゃ後者でしょう。 しかし今の時代、大手に入ったからって一生安泰って訳じゃないですし、人生は何が幸せかわからないです。 例えば、大手に入れたけど営業とか技術職の捨て駒要員で、出世が難しい。 逆に中小企業だけど、安定した業績の企業で若くして管理職で将来は役員候補。 そうなると貰える年収も違うし、仮に転職する事になってもやはり学歴と(管理職や海外などの)経験はモノを言います。
成功したと言えるのは当然後者でしょう。 ただ、個人の素質の問題なので、偏差値低い大学で妥協するのは違うと思うし、大手企業には偏差値高い大学出身の成功者の方が圧倒的に多いです。
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