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書店員

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書店員になるには

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入職にあたって、特に学歴や資格は問われないが、大手書店では大卒者を積極的に採用している場合もある。大手書店では、支店長や幹部に昇進するケースもある。中小書店の場合は、のれん分けの形で独立することもできる。

棚詰めや返品などの作業では、一度に大量の本を扱うこともあるので、ある程度の体力が必要となる。書籍や雑誌に対する幅広い知識が求められ、新聞書評や出版社、取次店が発行している情報誌を読むなど知的好奇心を持つことが重要になる。

仕事内容

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書店で新刊書籍や雑誌のレイアウトや販売、取次との連絡業務を行う。仕事は毎朝の荷受けから始まる。取次店(本の問屋)から配送された商品をチェックし、荷を解いて書棚に陳列し、棚の整理をして開店を待つ。開店後は、来店客の応対や販売、注文本の手配をし、閉店時に売上げを集計する。

仕入れ計画の立案、売れ残った雑誌や書籍の返品作業も大切な仕事である。書籍・雑誌には全て返品期限が決められており、期限を過ぎて返品不能になるとその商品代金を支払わなければならないため、常に返品期日に留意する必要がある。返品するときは、書籍・雑誌別に包装し、包装紙の上に日付、返品先、冊数を表記する。

普段から取次店の担当者や出版社の営業員と情報交換したり、新聞や図書情報誌をチェックしたり、また店頭で来店客と話すなどして情報収集を行う。限られたスペースの中で、来店客にわかりやすい陳列、魅力的な品ぞろえが求められている。書店員がおすすすめの本にPOPで感想等も交えたコメントを書いたり、書店内でのイベントを企画・開催して販売促進を図る場合もある。
大・中型店では、バーコードから商品情報を読み取るPOSシステムの導入が進み、受発注管理や返品管理のコンピュータ化、専用端末による書誌情報検索などもできるようになっている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 POSシステム、バーコードリーダー、コンピュータ

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働き方の特徴

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書店は全国の、駅前、商店街や住宅地、学校、官公庁、デパート、スーパーなど、人の流れが多いところにある。しかし最近では、インターネット通販の影響などもあって、商店街の中小書店が減っており、一方、大規模書店、郊外型書店、喫茶店などを併設するブックカフェ、本以外の関連文化商品も取り扱う書店など、書店の形態も多様化している。

就業者は正規の従業員のほかにパート、アルバイトも多く働いている。書店の営業時間は店舗によるが、大規模書店や郊外型書店では深夜まで営業するところもある。書店員は通常、2交替制で働くのが一般的だが、営業日数も増えているので、休日についても交替で取る場合が多い。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    3,437,750

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    164時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    354.8万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    42.1

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    22万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    1.69

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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