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調理補助

調理補助

調理補助になるには

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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。「素材を切る」、「料理を調理師の指示通りに盛り付けする」などの基本的な作業は、仕事をしながら身に着けていく。また、衛生面の知識は調理補助にとって必須であり、衛生マニュアル等を利用して教育を受ける。特に、夏場や湿度が高い時期などは食品管理や衛生管理に細心の注意が求められるので、繰り返して研修が行われている職場が多い。
立ち仕事であるため、一定の体力が求められる。

仕事内容

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調理場で調理師の指示に従って、食材の洗浄と切込み、食器の準備や洗浄、調理器具の用意・片付けなどを行う。出来上がった料理を注文客に提供するほか、調理場の清掃や、配膳・下膳も行う場合がある。

料理は客の口に入るものであり、衛生面や異物の混入などに細心の注意を払う必要がある。少しの手違いやミスが食中毒など大事故につながることもある。特に、介護施設や学校など集団施設の場合は、衛生的な生活環境を確保し、ノロウイルスが流行する時期には十分加熱した食品を用意し、集団感染の防止に努めなくてはならない。

職場の規模にもよるが、調理補助が複数いるケースでは、チームでの円滑な共同作業により業務を効率的に行い、高い生産性を確保するように留意する必要がある。職場によっては、会計など事務的な仕事も調理補助が行っているところもある。

調理補助の一日の仕事の流れを給食施設の例でみてみる。朝、出勤するとユニホームを着用して朝礼に参加する。その日の計画などを全体で共有したのち、手洗い・消毒を済ませて、食材の洗浄と切込み、盛り付けなど調理師の補助や朝食の配・下膳、洗浄機のセット、食器の洗浄を行う。昼食や夕食も同様に行う。キッチン周りの清掃などをして、一日の業務を終了するという流れになる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 洗浄機、調理道具(包丁、ガスコンロ等)

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働き方の特徴

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職場は全国に分布している。調理補助の仕事は飲食店のほか、病院や介護施設等の食堂や社員食堂、学校給食の調理場、高速道路のサービスエリアなど様々な場所にある。就業者は女性が多く、ほとんどがパートタイマーである。就業者の年齢構成は幅広い。

賃金形態はほとんどが時間給で、残業はあまりない。レストラン、食堂など勤務先の場所や業態によっては、残業が生じる場合がある。勤務形態はシフト制が一般的である。近年、人手不足が顕著である。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    1,838,610

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    168時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    332.9万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    44.1

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    22.8万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    1.96

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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