調理・栄養・製菓系

豆腐製造、豆腐職人

豆腐製造、豆腐職人とはどんな職業か、なり方や仕事内容、年収、悩み、求人に関する情報をご紹介。

豆腐製造、豆腐職人

豆腐製造、豆腐職人になるには

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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。特殊な技術を必要とするので、豆腐店で見習から始めて技術を習得し独立するか、家業を継ぐのが一般的である。一通りの作業ができるまでに1~2年、季節による気温・水温の差に合わせた製造方法を体得し、店独自の「味」を維持するためのコツや勘を習得するには、4~5年の経験が必要となる。

独立・開業するには、店舗と製造設備、保管・販売設備などを揃えることが最低限必要になる。また、「食品衛生責任者」の資格の取得なども必要である。また、力仕事が多いので、体力が求められる。

仕事内容

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豆腐店やメーカーの工場で、豆腐、油揚げ、生揚げ(厚揚げ)などを作る。豆腐を作るには、原料の大豆を前日にきれいに洗い、8~20時間ほど水につけておく。翌朝、水を吸って2~3倍の大きさになった大豆を、水を加えながら豆摺機(グラインダー)で摺り、ペースト状の生呉(なまご)にする。この生呉を十分煮込み、絞り機で豆乳とおからに分ける。

次に、豆乳の濃度と温度で凝固剤の「にがり」の量を判断して加え、機械か手作業で攪拌する。特に「絹ごし」の場合、攪拌は細心の注意が求められ、豆腐の出来栄えを大きく左右する。「木綿」では固めてから15分ほど熟成させた寄せ豆腐を、穴のあいた型箱に盛り込み、20~30kgの重石をのせて30分ほどプレスする。

最後に成形された豆腐を、冷水を張った水槽に移し、1丁ずつに切り分けて冷やす。油揚げは、豆腐とは異なる工程で煮込みを行い、生地を作る。油揚げ生地は、薄く切ってスダレに並べてプレスし、1時間ほどかけて完全に水切りをした後、低温の油槽に入れて生地を十分にふくらませ、それを高温の油槽に移してカリッときつね色に揚げる。生揚げの場合は、豆腐の水分を十分に切った生地を200℃の高温で一気に1回で揚げる。
できあがった豆腐や油揚げ、生揚げなどは包装するなどして店頭で販売するか、卸し先に配達する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 豆摺機(グラインダー)、絞り機

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働き方の特徴

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小規模な手造り豆腐店については、そのほとんどは夫婦や家族で製造し販売している。都市周辺部には、大手豆腐メーカーの工場があり、多くのパートタイマーが働いている。また、スーパーやデパートの中で製造販売するインショップ・ファクトリーもある。豆腐は変質しやすく、また生で食べることの多い食品なので、衛生管理には十分な注意を払わなければならず、作業環境は清潔であるといえる。

従来は町の豆腐店は早朝作業というイメージであったが、機械化・省力化による製造時間の短縮などにより、労働時間の短縮が進んでいる。大規模工場では、二交替制の工場がある。開業した場合、収入は売上次第だが、町の豆腐店では高齢化が進み、新規参入も少ないため減少傾向が続いており、豆腐メーカーの工場での量産が主流になっている。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    1,236,720

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    165時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    341.3万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    42.4

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    19.2万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    6

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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